栗と葛飾北斎で有名な長野県小布施町。

その美しい街並みは季節ごとに違う色を見せ、訪れる人々の心を癒してくれることだろう。

今回紹介したいのは小布施の中にあるペンション、フランス食堂ヴァンベールだ。

小布施には観光用の駐車場がいくつかあるが、北斎館などがあるメインストリートから少しだけ外れた場所にある広めの町営駐車場がある。
収容台数は普通車110台、一日500円。

北斎館まで徒歩約8分。レンタサイクルも貸し出しており、街中の景色を眺めながらのんびり歩くのにも程よい場所だ。

その町営松村駐車場の目の前にあるのが、小布施の宿ヴァンベール。

ランチタイムはフランスのブルターニュ地方の主食とされているそば粉のガレットなどを楽しむことができる。

我が家は小布施にある小布施ワイナリーのファンであり、ワインを購入するために小布施は定期的に訪れている。ヴァンベールにもランチで何度かお伺いしていた。

こんな美味しいランチならディナーもきっと美味しそう!ぜひいただいてみたい!

絶対に美味しいよね!コースで食べてみたい!と思ったこと。

またディナータイムに限り、小布施ワイナリーのワインが持ち込み可能とのこと。小布施ワイナリーのワインは生産数量がかなり限られており、レストランで出会うのはなかなか難しいワインでもある。

美味しいに違いない!というディナーと、美味しくて好きなワインをぜひ一緒に楽しんでみたい。
一度はゆっくり泊まってみたい。
ということでお邪魔してきた。

ゆったりと流れる特別な時間。

フランスの片田舎にあるレストランをイメージしたどこか懐かしい料理、カジュアルスタイルでありながら本物のフランス料理。

ヴァンベールさんが心がけておられることだという。

2019年の6月、東京では寒い日々が続いていた頃。小布施は5月のような、爽やかな気持ちの良い気候だった。

メインストリートから少し離れたヴァンベールの周りは住宅街。濃いグラデーションを描きながら日が沈み、ゆっくりと静かな夜が訪れた。

フランスの片田舎――は行ったことがないけれど、こんな感じなのかな、という静けさと穏やかさ。

A、B、Cコースがあり、Bコースを選択。
前菜、メインディッシュ、デザート、食後のドリンクをそれぞれチョイスできる。
メインディッシュの中には3日前までに予約が必要なメニューもあるので、詳細はホームページをチェックいただきたい。

オリーブマリネ、パン、リエット
オードブル
本日の鮮魚のお料理
本日の肉料理 
デザート
食後のドリンク
パン、リエット、オードブル

前菜には蕎麦のパンケーキと信州サーモンの燻製のサラダをチョイス。

パンケーキのほのかな甘さ、サーモンの塩気。胡椒の粒がアクセントになり、ソースが絡みあう。ランチでも味わった「そうそう、これを待っていました!」という美味しさで、この後の料理にも期待が膨らむ。

パンとともに出てきた「豚肉の塊」という意味であるリエット。豚肉をラードや塩と共にホロホロになるまで煮込むフランスの保存食だ。

温かいパンの上にリエットをのせると…豚の脂がパンに溶け出して、これがまた本当に絶品なのだ。お酒が進んでしまう。

続いて魚料理。この日は真鯛のポワレだ。

本日の鮮魚の料理。ソースが美味しいこと美味しいこと…!

パリパリの皮、ふっくらとした身。
野菜は火が通ってそのものの甘さがしっかりと引き立つ。
ソースとともにいただき、一口ごとに「ほうっ…」と美味しい息が漏れる。

続いて肉料理。この日はホームページメニューにはない、鴨肉のメニューがあったのでチョイス。鴨、好きです。

お肉は鴨をチョイス。バルサミコの甘みと酸味によく合います

バスサミコ酢を使用したソースの甘酸っぱさが、鴨肉と大変良く合う。
ジビエの臭みもなく、しっかりとした肉の旨味が凝縮された美味しい一皿だ。
付け合わせの野菜も一つ一つ丁寧に料理されており、大変に満足である。

そして最後はデザート。ココナッツ風味のブランマンジェ ライチのシャーベット添えをチョイス。

デザート。最後まで大満足!

これまたソースが美味しい。

クリーミーであることがまったく重くならない。ソースがココナッツブラマンジェとライチのシャーベットを包み、フルーツの甘酸っぱさと混ざり合いながらお腹を落ち着かせてくれる。

大変美味しい料理とお酒に、会話も自然と弾む。ゆったりとした時間が流れた。

焼きたてサクサクが魅力的!絶品クロワッサン

朝食は、メニューだけ見ればごくごくシンプル。
クロワッサン、ヨーグルト、オブセ牛乳、カットフルーツ、ドリンク。

このほかオムレツやサラダなど追加メニューがあり、希望する場合は前日夜までに予約が必要。あと一品欲しいという時にはどうぞお忘れなく。

それにしても、朝食で登場するこのクロワッサンはスゴイ。
クロワッサン好きの人はこのクロワッサンを目的に来て欲しいくらい、本当に驚く美味しさなのである。

焼きたてクロワッサンの魔力といったら…!

クロワッサンの焼きたてをあなたは食べたことがあるだろうか。

“普通にパン屋さんで焼きたて買ったことあるよ!”という声が聞こえてきそうだが、そうじゃないのだ。

想像して欲しい。
朝、キッチンで焼かれ、オーブンから出てきたそのままがテーブルに運ばれてくるのである。パン屋さんに並んでいるものをとってレジで買って…というクッションがない。

窯から出したパンをそのまま口に運ぶのである。嗚呼、なんと至福。

バターたっぷりの魅惑的な香りと、パリパリふんわりの層。割れ目からは湯気が立ち上る。口に入れただけで身体中が幸福で満たされる。余計なものは何もいらない。止まらない。

パンって、どうしてこんなに全身が幸福な気持ちになるのでしょうね。幸せです。

ディナーのみでも利用可能

宿泊しなくても、ディナーのみの利用も可能である。

ゆったりと贅沢な時間と、信州の地物を使った美味しい“フランスの片田舎”の料理。

信州小布施に訪れた際には、ぜひおススメしたい。

こんな人にオススメ!

友人家族夫婦

小布施の宿 フランス食堂ヴァンベール

住所〒381-0201 長野県小布施町小布施34-8
営業時間ランチ  11:30~14:00
喫茶   14:00~16:00
ディナー 18:00~20:00(LO)
TEL026-247-5512
ホームページhttp://www.ventvert.server-shared.com/

小布施ワイナリー

小布施で作られているワインがある。
ワインそのものに詳しいわけではないが、ここのドメーヌのワインはどれもこれも個人的には大変好きな味だ。

個人を大切にされているワイナリーで、団体ツアーやマスコミ取材などは断られている。

上述したが小布施ワイナリーのワインは生産数量がかなり限られており、レストランで出会うのはなかなか難しい。

現在、小布施ワイナリーのワインはあちこちで高額転売されていることが多く、これにはワイナリーさんも心を痛められているのだ。
既に数年前から生産量が減り、1組あたりの購入本数が減らされている現状もある。
転売目的で購入する者がいることによって、いずれ普通にワイナリーで購入ができなくなってしまうかもしれない。それはとても悲しいことだ。

ホームページで住所を公表されていないようなのでこちらでも住所詳細の記載は差し控えるが、ホームページ内に小布施駅からの行き方案内は紹介されている。

ぜひともワイナリーまたは特約店で正規価格で購入していただければと思う。

小布施ワイナリー

定休日毎週水曜日と祝祭日
ホームページhttp://www.obusewinery.com/
備考購入は1種類につき1組1本まで

宿泊 2019年6月後半

Close
Tuesday, Aug 20, 2019
Social profiles