京都のどこがそんなに好きなの?

幾度となく、そして現在進行形でよく尋ねられる言葉である。
生粋の京都人に聞かれることも多い。

そんな時、私はこう答える。
『四季を感じられるところが好き』、と。

日本にいればどこにいても春夏秋冬を感じられる。
伝統的な祭りとなれば都内でももちろん開催されているし、桜の名所も山ほどある。山の方へ足を延ばせば初夏の緑や紅葉を満喫できるのだ。

しかし、東京はとにかく広い。
交通網も発達していてイベントも盛ん、どこへでも行けるが、日々の合間の休日にシーズンイベントをフルで満喫しようとすると一日であっちもこっちも周りきるのはなかなか難しい。

加えて恐ろしいことに、私は合宿で取って以降もう約15年程ハンドルを握っていないペーパードライバーだ。
一人で遠出する、となると移動手段がしっかり確保されている場所であることが必須だ。

訂正すると。

『歩けるくらいの範囲で四季を感じ楽しむことができるところが好き』、だろうか。
(あ、あと終電やタクシー代を気にせずゆったり飲んで歩いて帰れるのも最高です…)

京都は世界からも憧れられる一大観光都市だ。その交通網の発達は素晴らしい。東西南北に伸びた電車で殆どの観光地はカバーできるし、大原方面もバスが何本も往復している。東西南北それぞれに神社仏閣や自然が固まっているので、今日はこっち、明日はこっちと丸一日そのエリアを満喫することができる。

私は新宿に近い都心の住宅街に住んでいるのだが、ふと散歩に出ただけでは感じられない京都の『季節感』がとても心地よくて好きだ。

広い境内の頭上にある空や木々の色のうつり変わり、川床の賑わい、お店の前に飾られた花や和菓子屋の店頭。
京都駅前や四条河原町から一本路地に入れば、空には季節の星座が煌く。

観光的要素も大きいと思うが、街を歩いていると京都で暮らす人々が季節の移り変わりをとても大切にしていると感じる。
お寺や神社での行事は勿論、お店の門や店内、食品に至るまで。
山に囲まれた土地柄でもあるのだろう、季節ごとの行事や四季の移ろいを『きちんと』一緒に過ごしているイメージだ。

東京はどうしても生活の場であるので『仕事』や『生活』を完全には切り離せない。

特に自営業となると常時仕事モードが発動しがちなので、休日にしていても急ぎの案件がなくてもついパソコンの前に座ってしまう。

前倒しで仕事を進めたりブログを書いたり、座ったら座ったで決して無駄にはしないのだが、頭も体もきっちり『休日』にして休ませることは良いパフォーマンスに必要だ。
たくさん働いて、しっかり休むことで「さぁまた頑張ろう!」と活力が湧いてくる。

仕事や生活の場所から離れ、街を歩いて自然に触れ、歳時で季節を体験し、ゆったりとした時を感じること。
私にとって京都は『最高に休日でいさせてくれる場所』なのだと実感する。

そんなこんなで通いすぎて、もはや路線図や案内図の類いは不要になってしまった。
季節ごとの神事や特別公開などその日その時だけのものを楽しみ尽くすことを目的に回る。
(日頃の運動不足も京都で解消という状態…だったりするのは内緒だ。)

好きすぎて通いすぎて何度も訪れる場所も多いため、わざわざブログに残す機会も減ってしまった。
せっかくnoteを始めたので大好きな京都を振り返りながら紹介していきたい。

転載元記事  https://note.mu/treesgarden/n/n3a6f0def176c

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Wednesday, Nov 13, 2019
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