こんにちは、樹咲(@RiyokoKisaki)です。いつもご覧いただきありがとうございます。
仕事が立て込んでおり、1週間も遅れてのマガジンとなってしまいました…すみませんm(_ _)m

11月は紅葉本番、京都も大変賑わっていることと思います。今年は紅葉の時期にはいかれないな…と嘆きつつ、本日は賑やかな四条エリアのビルの合間に穏やかに佇む『六角堂』をご紹介したいと思います。

あね さん ろっかく たこ にしき…♪

まる たけ えびす に おし おいけ あね さん ろっかく たこ にしき し あや ぶっ たか まつ まん ごじょう せきだ ちゃらちゃら うおのたな ろくじょう しち(ひっ)ちょうとおりすぎ はちじょう(はっちょう)こえれば とうじみち くじょうおおじでとどめさす

このような唄、皆さん聞いたことがありませんか?

『名探偵コナン 迷宮の十字路』内でも唄われていたもので、映画を観ていた方はそのメロディーが耳に残っているかと思います。

これは京都の通り名の唄。
京都は碁盤の目になっている街で慣れるとわかりやすいのですが、初めての頃は自分がどちらの方面へ向かっているのかわからなくなってしまったり…と迷いますよね。

「まる」は丸太町通り、「たけ」は竹屋町通り、「えびす」は夷川通り…というふうに、北から南の通りの名前を順番に唄っているこの歌詞。その中に出てくる「ろっかく」の六角通りにあるのがこの六角堂です。

この二つ南には錦通りがあり、有名な“京都の台所”錦市場があります。

六角通りは朝は通勤で賑わう通り。周囲には高いビルもあります。

そんな中に、ふっ、と存在する穏やかな空間。それが六角堂です。

いけばな発祥の地。安らぐ空間がそこに。

この六角堂は聖徳太子が創建したと伝えられており、華道の大家、池坊が代々六角堂の住職をつとめられているとのこと。

六角堂公式サイトにはこのような記述があります。

六角堂の北側に、聖徳太子が身を清めたと伝えられる池の跡があります。この池のほとりに、小野妹子を始祖とする僧侶の住坊があり、「池坊」と呼ばれるようになりました。代々六角堂の住職を務める池坊は、仏前に花を供える中でさまざまな工夫を加え、室町時代の「いけばな」成立に至ります。東福寺の禅僧の日記『碧山日録』には、寛正3年(1462)に池坊専慶が花を挿し、京都の人々の間で評判になったことが記されています。

様々な戦乱であふれていた日本の中世。私たちが日常で花を見た時に心が穏やかになるように、当時の京の人々にとっても花は心を癒してくれるものであり、気持ちが華やぐものだったのではないでしょうか。

初代池坊専好を描いた映画『花戦さ』では、“戦乱の時代に花で戦う”その姿、信念、花はもちろん生あるものすべてへの慈しみを感じることができます。

戦国時代にイメージするような騎馬や刀といった派手さではないのですが、人の心にしっとりと入り込みしみじみする、そんな素敵な作品でした。

個人的には歳を重ねていくほどより染み入る作品だと思います。そして映画を観た後で訪れると、花を生け続けた池坊専好が現代まで紡いできた想いをふと感じるような、そんな気がします。

映画『花戦さ』オフィシャルサイト

「ほっ」と心を和ませて。

私は京都に訪れた際最終日にここを訪れることが多いのですが、門をくぐって目の前に広がる景色に少しはしゃぎすぎて疲れてきた体と心に「ほっ」と和みます。

よく手入れされた木々や、可愛らしいお地蔵さんがお気に入りです。

ちなみに今年の四月はちょうど灌仏会の際にお伺いしまして、甘茶をいただいてきました。

綺麗に飾られたお釈迦様。地域によっては“花まつり”と呼ばれる灌仏会。

“いけばなの聖地”六角堂での灌仏会…とても贅沢な、そしてこれまた穏やかな気持ちとなりました。

市民の憩いの場、そしていけばな発祥の地である六角堂。
「ほっ」とする空間に、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

六角堂

住所 〒604-8134
京都府京都市中京区堂之前町 東洞院西入堂之前町248 六角通
拝観時間 6:00~17:00
ホームページhttps://www.ikenobo.jp/rokkakudo/index.html
いけばな資料館は予約制。

転載元記事  https://note.mu/treesgarden/n/nc46199a4354a

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Sunday, Nov 17, 2019
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