投稿日 2024-03-07 最終更新日 2024-03-14
このたびの能登半島地震の被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。一日も早い復興・復旧を願っております。
今冬は氷見ブリを食べる。
そう決めていた2023年年末。震災後行っても良い状況だろうか…と一時期思い悩んでおりましたが、むしろ富山県内は観光に来てほしい・交通なども大丈夫な状況ということで、遠慮せずに氷見ブリを堪能しに行ってまいりました。
今回のブログでは2月13日に訪問した氷見を紹介していきます。
同日にあまりにも美しくて立ち寄った雨晴海岸の記事もどうぞ!
【ため息が出る美しさ、冬、絶景の立山連峰~富山・雨晴海岸~】
https://tripnote.treesgarden.com/amaharashi_tateyamarenpo/
Contents
藤子 不二雄Ⓐ先生の故郷・氷見
富山県氷見市は藤子 不二雄Ⓐ先生の出身地。市内のあちこちに代表作であるハットリくんのオブジェや看板を見ることができます。
JR氷見線ではハットリくん列車の運行も(時刻表はリンク先ホームページの「時刻表」より駅名をクリックしてご確認ください)。
街なかにある加賀前田家ゆかりの光禅寺さんにはハットリくんはじめ先生の代表作のキャラクター石像があるということで初めて行ってみました。
「お寺さんも大プッシュなんだすごいな~」と思っていたら…
なんと藤子 不二雄Ⓐ先生の生家なんだとか!
小学5年生のときに高岡に引っ越しされるまで住まわれていたのだそうです。今回初めて知りました。納得の石像です。
こんな人にオススメ!
どなたでも!お参りはもちろん藤子 不二雄Ⓐ先生ファンも
光禅寺
住所 | 富山県氷見市丸の内1-35 ※内部拝観は不可 |
アクセス | JR氷見駅から徒歩16分 加越能バス「氷見中央」下車 徒歩2分 車の場合お寺すぐの「まちなか無料駐車場」を利用 |
ホームページ | https://fujikoworld.com/road/spot01/ |
ひみ岸壁市場食堂と漁業文化を学べる場所
混雑や売切時間情報、メニューなど色々と事前収集した結果、今回は『ひみ岸壁食堂』で昼食をいただくことに。
定休日は水曜日ですがこの日は漁業交流文化センターの方はお休み。
残念!ですが食堂エリアとロープで仕切られているだけなので仕切り手前から撮影することができ、なんとなく雰囲気は感じられました。
こちらは氷見の定置網漁業の歴史ややり方を学ぶことができるそう。今から食べるブリを「こうやって獲っているのか~」と感じることができました。
漁港×立山連峰の美しさ
氷見につく前から立山連峰が綺麗すぎてちょくちょく立ち止まっては写真を撮りまくっていた訳なのですが、いや~……
漁港×立山連峰、エモい…
世代的にあんまり「エモい」には馴染みがないんですがw、いやもう思わず出てしまいました「エモい」。良すぎる~!
ブリしゃぶと氷見の家庭の味「ととぼち揚げ」
さて、昼食をいただきます。
昼時を少し外した店内は席感覚も広く、ゆったりと過ごすことができます。
とはいえ平日のこの日、既に売り切れのメニューもチラホラ。人気が伺えます。
ぜいたく氷見ブリしゃぶ
2024年の氷見寒ブリ宣言は終わったとはいえ、冬の氷見ブリはまだまだ美味しい季節。
今回の行程ではここでしか食べられないだろうなというブリしゃぶを注文。
待ってましたーーーーー!!
さっとダシにくぐらせていただく氷見ブリは、お刺身とはまた違うとろけ具合。た、たまりません…!
シンプルなお出汁とポン酢だからこそ感じるブリのウマイ脂。臭みが全然なく、冬のブリの魅力が口の中を最大限にかけまわります。
うーん、たまらん!
氷見の家庭の味という「ととぼち揚げ」
地元の味、と聞いたらとにかく食べてみたい人です。
という訳で氷見の家庭の味「ととぼち揚げ」も注文。標準的なサイズのタコ焼きより一回り大きなサイズの真ん丸あったか料理がどどん!と出てきました。
ととぼち揚げとは…
すり身にする魚はイワシ、ニギス、トビウオ、アジなど時期によりさまざま。ほかに具材を入れずにすり身だけで揚げるものもあれば、タマネギ、ゴボウ、ネギなどの具材と合わせることもあり、シンプルながらも家庭やお店ごとに個性が出やすい料理でもある。
農林水産省「うちの郷土料理」https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/37_26_toyama.html
時期によりすり身になる魚は様々ということですが、これがまあ
めちゃくちゃ美味しい!
そのままでも美味しいですしマヨネーズをつけると完全に気分が居酒屋になります(笑)。美味しい、本当に美味しい。他の時期にも食べ比べてみたくなりました。
こんな人にオススメ!
どなたでも!食事と漁業文化
漁業文化交流センター内「ひみ岸壁市場」
住所 | 〒935-0011 富山県氷見市中央町7−1 漁業文化交流センター内 |
定休日 | 水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日)、祝日の翌平日および年末年始 ※ほか漁業文化交流センターの休業日に準ずる |
営業時間 | 9:00~16:00 |
ホームページ | https://tabelog.com/toyama/A1604/A160402/16010236/ (食べログ) |
食とおみやげとお風呂と絶景「道の駅 ひみ番野街」
昼食のあとは漁業文化交流センターから徒歩8分ほどの『道の駅 ひみ番屋街』に向かいます。
比美江大橋と比美江公園から望む立山連峰
比美江大橋を渡る途中に見える、港と立山連峰。
何度でも言います。
目の前に広がる景色が美しすぎる…。
比美江公園の展望台からも。
まるで絵画。
あまりの美しさに何度も足を止め、絶景を撮影しまくります。
ひみ番屋街、全店営業中!
『道の駅ひみ番屋街』は食事処、お土産処、鮮魚店、総湯などなどいろんなお店がぎゅぎゅっと詰まった道の駅。
地震以降休業から順次営業再開され、今は全店元気に営業されています。
駐車場や壁などあちこちに地震の爪痕は残っておりましたが、お店もお客さんにも賑わいがあり嬉しくなりました。
特に鮮魚がたくさん並んでいるのが海側の道の駅!回転ずし店も過去何度か訪問しており”海の食”を堪能できる道の駅です。
こんな人にオススメ!
お食事、お土産、デザートにお風呂どなたでも!立山連峰が晴れた日も
道の駅 ひみ番屋街
住所 | 〒935-0004 富山県氷見市北大町25-5 |
営業時間 | 鮮魚・物販施設/8:30~18:00 フードコート/8:30~18:00 飲食施設/11:00~18:00 回転寿司/10:00~20:00 ※施設によって営業時間が違います |
アクセス | <電車> ・JR 氷見駅からタクシーで約5分 / 加越能バスで約12分 / 徒歩で約20分 <自動車> ・氷見ICから約8分 |
ホームページ | https://himi-banya.jp/ |
氷見みやげオススメ
『道の駅 ひみ番屋街』で購入した氷見みやげをご紹介。
大伴家持の歌入り「ぎんなん餅」
氷見名物といえばこちらは外せないでしょう。氷見のお菓子屋『おがや』さんの「越中名物ぎんなん餅」。
「外せないでしょう」と言っておきながら、実は購入したのは今回が初めて。結構ぎんなん風味が強いのかな…?とちょっと迷っておりました。
上品な甘さとほのかに香るぎんなんがものすごーく美味しい!
求肥の甘さやわらかさ、丁寧に練り込まれたというぎんなんの風味、美しい翡翠色。今まで購入しなかったことを後悔しました。とんでもなく美味しいです…!
このお菓子の素晴らしいところが、ひとつひとつに大伴家持の歌が入っていること!
箱にひとつ入っているのではなく、個包装ひとつひとつにそれぞれ違う歌が入っているのです。それも富山県内で詠まれた中から100首。なんて優雅で素敵なお菓子でしょう。
毎日のおともに!いろいろ昆布
「富山の人は昆布好き」
というのはすっかり全国に知れ渡っているところですが…販売されている昆布の種類に本当に驚きます。ここでは富山以外ではなかなか手に入らないものを、ぜひ手に入れておきたいところ。
というわけで今回購入したのが、それぞれ風味の違う4種類。
写真の味付海苔ならぬ味付昆布。
一日目に行った回転ずしの軍艦が海苔ではなく昆布になってて「なんだコレ!?」ってなってました。見つけて即買いです。
白とろろと黒とろろ。お店の方にお聞きしたところ、黒は基本おにぎりか御飯のみに使用する風味の強いもの。白はうどんや味噌汁など何にでも合うもの、という感じに使い分けているそうです。
おぼろはもう言わずもがな。一つずつしっかりいただいていきます♪
味付昆布は滞在中ひみ番屋街でしか見かけなかった気がするので、気になった方は迷わずこちらでお買い求めください(他は東京の有楽町交通会館でも購入できた気がします、今度確認してきます)。
氷見と高岡のお菓子
射水市『斗々庵 二俣屋』ととクッキーや味くるみ、高岡市『志乃原』さんの梅がまるごとゴロッとはいった梅しずく。
富山はお菓子屋さんも非常に多いですよね。それぞれに伝統的、そして個性的なお菓子があって楽しいです。
若い世代へのおみやげとして特に推したいのがクッキーの「とと」(※写真左)。
老舗醤油屋「片口屋」の鰤塩と富山県産のえごまを使用したクッキー。甘じょっぱさとえごまのプチプチ食感がクセになる、美味しくかわいいクッキーです。
加賀友禅を使用したアクセサリー
石川県金沢市の『箔一』さんが出店。石川の日本酒や化粧品、金箔や加賀友禅を使った美しい工芸品やアクセサリーを販売されています。
酒器などの工芸品はため息が出る美しいものばかり。
こちらではとても素敵なアクセサリーを購入。
光の加減によって色の印象が変わる上品なピアスです。
アクセサリー、どれも本当に素敵で結構長い時間色と形で迷ってしまいました(笑)。
氷見の街並みを歩き、雨晴海岸へ
立山連峰は氷見で見られたらいいな~と思っていたので当初は氷見を堪能したら富山へ直通バスで戻る予定だったのですが…。
あまりにも!あまりにも立山連峰が美しすぎたので!
電車で雨晴海岸へ立ち寄ることにしました。
JR氷見駅へ、通りの隙間に見える立山連峰を眺めながらてくてくと歩いていきます。
氷見で驚いたのが
道のお地蔵さんがみんな屋根付き!
夜は扉が閉まるのでしょうか。どのお地蔵さんもお水やお花が添えられていて、とても大切にされているのが伺えました。
という訳で今回は氷見をご紹介しました。美味しいものがたくさんの氷見。立山連峰が絶景の日に当たればとってもラッキー!
現在は観光地への訪問はまったく問題ない状態で皆さん営業されています。
ぜひ訪問して食べて買ってくださいね♪
このあと立ち寄った雨晴海岸の記事もぜひ。
【富山・恋人の聖地『海王丸パーク』と、新湊の海の幸とお菓子】
https://tripnote.treesgarden.com/toyama_shinminato2024/
【ため息が出る美しさ、冬、絶景の立山連峰~富山・雨晴海岸~】
https://tripnote.treesgarden.com/amaharashi_tateyamarenpo/
※新型コロナウイルスへの対応は各施設にお問合せまたはホームページをご覧ください
訪問 2016年2月ほか(本記事の訪問日は2024年2月13日)