東京の中にある“森”の癒し。「ホテル椿山荘東京」

ホテル椿山荘。結婚式場としても有名なこのラグジュアリーホテルの特徴は、なんといっても「本当に都内?」と思うほどの大庭園があること。

「フォーシーズンズホテル椿山荘」として誕生したのは平成4年。ホテルとしては比較的新しい方かもしれませんが、土地としては大変長い歴史を持つ場所です。

椿山荘の歴史によると、なんと江戸時代の記録には”南北朝時代には既に椿の景勝地だった”と書かれていたとか。

そして明治、山縣有朋氏がこの地を購入し邸宅を建て「椿山荘」と名付けたのが名前の始まり。

それからさらに時代を経て、ホテル椿山荘となりました。

◆椿山荘の歴史◆
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/garden/history/

今回はそんな都会のオアシス、ホテル椿山荘についてご紹介します。

都心の中にある優美な森

椿山荘のイメージとしてまず最初に出てくるのが大庭園にあるシンボル三重塔「圓通閣(えんつうかく)」。国登録有形文化財で、かつて広島の竹林寺に建てられていたものが大正14年(1926年)に移築されたそうです。

「圓通閣」という名前は平成22年(2010年)の大規模改修時に聖観世音菩薩が奉安された際に付けられたのだとか。朝に散策したときは扉が開かれており、そのお姿を拝見することができました。

そこは東京にある別空間。

圓通閣のあたりが小高い丘になっており周囲にあるビルがまったく見えないので「東京ではない場所」にきたみたい。そんな感覚になります。

夕暮れ時ライトアップされた木々が柔らかく光り、風にざわめく草木の息吹を感じる穏やかなひとときが訪れます。

思わず深呼吸したくなってしまいました。

こちらは滝を背にホテル棟とチャペルをのぞむ景色。広々とした眺めです。

朝夕夜と別の表情を見せる庭園。
移り変わる季節を感じながら、色んな時間帯を散策してみると面白いですよ。

シティービューのプライムエグゼクティブスイートで、庭園と都市の2つの面を楽しむ

今回宿泊したお部屋はシティービューのプライムエグゼクティブスイート。

リビングとベッドルームが別となっており、新宿方面の夜景を眺めることができるお部屋です。

「なんて可愛い素敵なお部屋!」

予約画面から既にウキウキしていたのですが、内装の可愛らしさや角部屋の眺めの良さ、広いお部屋に感動。

ベッドルームとの仕切りのドアも可愛らしかったです。

広い部屋なのでお互い距離を取りつつ、久々の友人との語らいを楽しみました。

ちなみにベッドの寝心地は最高で、とっても帰りたくなかったです…(笑)。

廊下も可愛らしいです
夜景はこんな感じ

お風呂の広さにも驚き!浴槽の手前に、ガラス張りのシャワールームが別にあります。
アメニティは嬉しいロクシタンでした(ちゃんと2人分用意されていて嬉しかったです)。

カジュアルに楽しめる「ザ・ビストロ」

夕食はホテル内の「ザ・ビストロ」にて季節のコースメニューを。客席同士の距離、対面にならないような工夫がされていて安心して楽しむことができました。

食事が美味しいことでも知られている椿山荘。
季節の食材を生かしたお料理の数々は大変満足度が高かったです。

リンゴとリコッタチーズのソースでいただくシャルキトリーのさわやかさ(ちなみにシャルキトリーというのは豚肉加工品のことだそう)。

カボチャのポタージュはとっても濃厚。ミルクフォームにシナモンがアクセントで効いていておりました。

サーモンはパリッとした皮とふっくらした身と野菜とソースの相性が抜群!鴨胸肉のジューシーさもたまりません!