投稿日 2024-02-29 最終更新日 2024-03-14
このたびの能登半島地震の被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。一日も早い復興・復旧を願っております。
2023年冬、富山から氷見の寒ブリ宣言が出されました。初めて食べた寒ブリの美味しさが忘れられず、2024年冬は絶対に行くぞ!と決めていた富山。2月中旬に訪れた富山旅行を順次更新してまいります。
ということでまずは
“富山と言えばこの景色!”
滞在中に最高の日を迎えられました雨晴海岸の立山連峰をご紹介します。
同じ日訪問した氷見はこちら
【富山県氷見市で味わう、旬のブリと立山連峰~2024~】
https://tripnote.treesgarden.com/himiburi2024/
Contents
最高の立山連峰日和
今回の富山旅行は2/12~14の3日間。
氷見の寒ブリは1月31日で終了宣言が出てしまいましたが、昼に氷見ブリをいただくため氷見訪問を2日目に設定。3連休の混雑を外しつつ美味しいブリを食べつつ立山連峰もちょっと見られたらいいなあと願った日程です。
氷見でも美しい立山連峰を堪能し、氷見ブリをいただいたのですが…
あまりにも天気が良い、そしてあまりにも立山連峰が美しい!
今回は雨晴には行かなくてもいいかなと考えていたのですが、富山に訪問した中でも一番の絶景だと感じたので「これは絶対に雨晴海岸行かないと勿体なくない?」と急遽立ち寄ることに。
JR氷見線に揺られしばらく。きっと皆考えることは同じなのでしょう、雨晴駅で大勢下車しました。
突き抜ける青空、白から水色のグラデーションの立山連峰、朱色の車輛、レールと砂利。素晴らしい景色です。
氷見方面からは海側のホームで下車、道路側にある改札に向かうため線路を横断します。1時間にほぼ1本なので、こんな風に乗って来た電車を撮影することもできます。
乗ってきた電車を見送り。ずっと見ていられます。
過去の偉人たちも愛した景色
さて、絶景スポットの雨晴海岸に行くためには雨晴駅下車後5分ほど歩きます。右側に見える白い建物が2018年4月にオープンした「道の駅 雨晴」。
同じ冬の時期に何度か来ている雨晴ですが、こんなに車も人も多いのは初めて見ました…!
立山連峰の美しさに、旅行者のみならず県内からも人が訪れている様子。やはり今日の立山連峰は別格なんだと確信します。
雨晴海岸は源義経、大伴家持、松尾芭蕉と歴史上の偉人たちにゆかりのある場所です。
こちらは義経一行が雨宿りしたという伝承が残る義経岩。
実際にしっかりと雨宿りできる空間があります。
今は道路や線路、建物がありますが、恐らく海と女岩と立山連峰の景色は彼らが目にした当時とほぼ変わっていないのではないでしょうか。
とにかく美しい。青の違いを焼き付ける
『万葉集』の編纂に尽力したことで知られる大伴家持は29歳から5年間越中守として赴任し、その間に223首も歌を詠んでいるのだとか。その中で以下のような歌を詠んでいます。
馬並(うまな)めて いざうち行(ゆ)かな渋渓(しぶたに)の 清き磯廻(いそみ)に寄する波見(なみみ)に ――大伴家持(巻十七・三九五四)
楽しく歌い進められた宴もそろそろお開きに近付いた頃合いです。でも、宴の主催者である家持は、この楽しい集いをもう少し続けようと思ったのでしょう。遊楽の場を変え、国守館から出て渋谿の清らかな磯寄せる波を見に行こうと提案した歌です。
高岡市万葉歴史館 https://www.manreki.com/manrekiblog/yomu009/
景色を見に行こうってお誘いが素敵ですし、実際その当時から皆を誘うほど美しい景色だったのでしょう。
海の向こうに浮かぶような美しい立山連峰。この景色を見れば、もうあらゆる人に「見に行こう、見に行って!」と言いたくなってしまいます。
海の上に溶けていくグラデーション。薄く幻想的に浮き上がる立山連峰の色合いがたまらないんですよね!
手前に女岩が反射しているのもこれまた美しい。波が更に穏やかなときには立山連峰も鏡のように映り込むのかもしれません。
大伴家持の生涯と万葉集(高岡市万葉歴史館) https://www.manreki.com/yakamochi/
能登半島方面、新湊方面
この日は本当にお天気が良かったので、バス停一つ分道沿いに坂を上がっていきました。
雨晴は一見ノーダメージに見えますが、歩道はラインに沿うように浮いたり沈んだり。道路向かい側では道が崩れたと思われる場所で工事も行われていました。
てくてく展望広場まで登って行きます。ここまで登ってきたことがないので、海岸で見るのとはまた違う景色を望むことができました。
まずは、新湊方面。
まずは立山連峰の見える新湊方面。今回の旅で一日目に訪れた海王丸パーク近くの新湊大橋もよく見えます。
空の青、立山連峰の白から水色のグラデーション、海の濃い青。同系色の異なる青を楽しみます。
続いて、能登半島方面。
見えている陸地の端は、まだ富山県です。ちょうど先端が富山県と石川県の県境あたり。
このとき肉眼ではよく見えなかったのですが、写真奥の方に本当にうっすら陸地らしきものが写っています。おそらくあのあたりが石川県七尾市だと思います。
見えているよりも遥か遠い遠い先に輪島や珠洲が。能登半島の大きさと一日も早い復興を改めて願います。
雨晴海岸をイメージした美しいドリンク
「道の駅 雨晴(あまはらし)」。立山連峰や雨晴海岸を一望できるテラスや、力的なお土産処、カフェ、イベントスペースを兼ね備えた道の駅です。
この日は平日でしたが美しい立山連峰を見る・撮影するために本当に大勢の人が訪れていました。
結構長い時間外にいたため体はかなりヒエヒエだったのですが、こんな日にはやはり「ここ」というドリンクをいただきたく…!
雨晴海岸をイメージした「サラトガクーラー 雨晴ver.」。
サラトガクーラーとはジンジャーエールとライムを使ったノンアルコールカクテル。ここに海岸をイメージした美しい青のゼリーが入っています。
このゼリーが、もちもちぷるぷるしていて美味しい!
ちゃんと全部吸える太さのストローをいただけるので、余すことなく吸いました(笑)。更に体がヒエヒエにはなりましたが、満足です(笑)。
夕暮れの時間を思いながら、別れを惜しむ
あと1時間ほど居れば夕陽に照らされる立山連峰を拝むこともできそうでしたが、戻り時間とバスの時刻を考え富山方面に帰ることに。
氷見方面に向かう電車を見送りつつ、富山市内に向かうバスに乗り込みます。
この日、富山市観光協会さん公式Xではこんな投稿が。
今年1番最高の立山連峰!! pic.twitter.com/7cT90KaQDM
— 富山市観光協会 (@toyamacitykanko) February 13, 2024
地元の方が仰る「今年最高」。本当にラッキーな日に最高の立山連峰を拝むことができました。幸せです。
なにもかもが絵になる、最高の立山連峰 in 雨晴でした!
こんな人にオススメ!
どなたでも!見える日に行ける範囲にいたら迷わずに
道の駅 雨晴(あまはらし)
住所 | 富山県高岡市太田24番地74 |
営業時間 | 年中無休 ・1階情報発信コーナー、2階+3階展望デッキは24時間開放 ・ショップ 9:00~17:00 |
ホームページ | https://michinoeki-amaharashi.jp/ |
※新型コロナウイルスへの対応は各施設にお問合せまたはホームページをご覧ください
【富山・恋人の聖地『海王丸パーク』と、新湊の海の幸とお菓子】
https://tripnote.treesgarden.com/toyama_shinminato2024/
【富山県氷見市で味わう、旬のブリと立山連峰~2024~】
https://tripnote.treesgarden.com/himiburi2024/
訪問 2016年2月ほか(本記事の訪問日は2024年2月13日)