たっぷりの薬味でいただくツルっとおうどん。~京都銀閣寺名代おめん~

投稿日 2018-05-12 最終更新日 2021-05-03

「この近くでお昼なら、そこの道を行ったところにおめんといううどんの有名なお店がありますよ!」

銀閣寺近辺で人力車に乗って、新緑を浴びながらのんびりと過ごした私にお兄さんが教えてくれたお店だ。

“京都らしいうどん”というと麺は柔らかめのふっくらしたものが多いことと思う。ダシの効いた優しい味わいのおうどんも良いが、元々讃岐うどんのようなコシのあるうどんが好きな私はこのおめんのうどんにハマり、以来ほぼ毎回訪れているお店である。

おめんの故郷は上州伊勢崎。昭和42年創業で当時関西ではまだ馴染みのなかったうどんを広めようと、上州の方言である「御麺」が店名の「おめん」となったと伝えられているそうだ。

行列のできる人気店

銀閣寺を本店とし、四条先斗町、高台寺と観光名所のすぐ近くにあり、オンシーズンのお昼時には行列ができるほど賑わう。

四条先斗町店は16時~17時の間一度休憩を挟むが、11時~21時まで開店しているので昼時を外せばすぐに入ることもできる。また、カウンターもあるのでおひとり様にもオススメだ。

初めてのおめんで食べていただきたいのは店名にもなっている『おめん』だ。運ばれてくるのはゴマ、そしてたっぷりのお野菜。

野菜の内容は季節によって変わるが、なんとこのお野菜、薬味なのである。

たっぷりのゴマをおダシに混ぜ、薬味の野菜をたっぷりと加えながらいただくスタイル。

もちもちツルッとした麺に絡むお野菜がとても美味しい。

また、特製唐辛子も5種類用意されており、味に更なる変化をさせながらいただくのも良いだろう。

野菜のあっさりとした美味さですぐに食べられてしまうので大盛りにするのも良し、少し物足りなさそうだなと思う方には鯖寿司付もオススメ。大きめの鯖寿司が二切れついてくるので、お腹にもしっかりたまって嬉しい。

上で紹介したような「つけうどん」系以外にも、夏には鱧天、冬には下のような白みそを使ったうどんなど、“京都らしさ”を楽しむ季節のうどんもある。

各店舗ごとにおばんざいなどが入ったセットメニュー、季節ごとの一品メニューもあるので、厳選された日本酒や焼酎とともにいただくのも良いだろう。

コシのあるツルツルおうどんがお好きな皆様には、ぜひ訪れていただきたいお店である。

京都・四条河原町「おめん」おめんと鯖寿司セット
京都に来ると度々行くおめんさん。季節メニューも美味しいのですが、今回はスタンダードなおめんと鯖寿司のセットを。うどんのつゆにきんぴらごぼうとか薬味をたっぷり入れて味わうスタイル。うどんも適度なコシ具合で、美味しいのです。 (2015年10月25日)
京都・祇園「おめん」鱧天うどん
まだ夏!ということで嬉しい鱧メニュー。東京では鱧を出しているお店を探すのも大変なので、京都にいる時にはこれでもかという程頼んでしまったりします(笑)。 (2014年9月8日)

京都銀閣寺 名代おめん

銀閣寺本店〒606-8406 京都市左京区銀閣寺バスプール南隣
営業時間11:00-21:00 (ラストオーダー20:30) 毎週木曜日定休
TEL075-771-8994
※他休業日はサイトを参考のこと
ホームページhttp://www.omen.co.jp/index.html