投稿日 2020-10-05 最終更新日 2021-05-03
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歴史と飲兵衛の街・高知は、実はモーニングも盛ん?
土佐、高知。
坂本龍馬や中岡慎太郎、武市半平太、山内容堂…教科書に載るような多くの歴史人物を輩出したこの土地は、酒豪のイメージも強い県です。
たっぷりの生にんにくスライスで食べるかつおのタタキや、チュルッとしたのどごしのどろめ、独特の食感を持つウツボなどなど、お酒が進んでしまうメニューがたくさん!
二軒目、いや三軒目?の屋台での餃子やラーメンもたまりませんね。
タクシー代行も盛んな高知は、夜遅くまで楽しめる呑兵衛に嬉しい街です。
しかししかし、実は高知、モーニングも盛んだそう。
一説には、漁を終えた漁師さんたちが仕事終わりのご飯を楽しむために発展したとも。
せっかく高知に行かれたなら夜はもちろん朝もたっぷり楽しんで欲しい…!ということで、お伺いしたことのある感動モーニング2軒をご紹介します。
美しい高知城を額縁のように望む「イストワール」
2017年3月にオープンした高知城歴史博物館(ジョーハク)。
高知県ゆかりの歴史資料や美術工芸品など、常設展に加え企画展もたっぷりの博物館です。
その2階にある喫茶店「珈琲館イストワール」では、高知城を目の前に望みながらモーニングをいただくことができます。
大きなガラスが一枚入っており隔てるものが何もないのでとっても開放的。よく晴れた日には外で食べているような気分になるかも。
高知城をこの高さで見られるのはなかなかに貴重です。
撮影時は2018年10月。ちょうど高知城の木々も色づき始めた頃。
額縁のような、いわゆる“借景”を春夏秋冬楽しめる特等席ですね。
見た目も可愛いモーニング
イストワールでは定番のトーストのモーニングの他、5種類のモーニングメニューが楽しめます。
この日頼んだのは「サンドウィッチセット(850円)」。
ハム、きゅうり、ゆでたまご、レタスが挟まれたおしゃれで可愛いサンドウィッチが出てきました。ウロコ柄のオシャレなお皿にデザートのオレンジゼリーの色味も加わって、カラフルな朝です。
秋に差し掛かった高知城を眺めながらいただくサンドウィッチ、まるでピクニックのような贅沢な気分でした。
モーニングは平日9:30~2:30、日曜日は8:30~2:00が提供時間。博物館や高知城開館前、もしくは一通り見た後に立ち寄るのも良いかもしれませんね。
イストワールメニュー(PDF)
https://www.kochi-johaku.jp/wp-content/themes/kochi-johaku/img/guide/shop/menu.pdf
珈琲館イストワール
住所 | 〒780-0842 高知県高知市追手筋2-7-5 高知県立高知城歴史博物館 2F |
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営業時間 | 9時ー17時 |
定休日 | 月曜日、12/26~12/31は休館 |
ホームページ | https://www.kochi-johaku.jp/guide/shop/#coffeeshop |
悪魔の名前を冠するお店!?老舗の名喫茶「メフィストフェレス」
ひろめ市場のすぐ近くにある悪魔の名前「メフィストフェレス」。創業50年余りという老舗の人気店です。
煉瓦造りの外観が人目を惹きます。
外観は縦に細長いのですが、入るとビックリ。100席以上あるゆったりした店内は小さな坪庭もあり、開放的な空間が広がります。
2階にはミニシアター、3階にはイベントスペースもあるそう。
バラエティに富んだモーニング
メニューは豊富。
トースト、コーヒー、ゆでたまご、ミニサラダのスタンダードな「カジュアルモーニング(480円)」を始め、スープ、ドリア、グラタンなどがっつり食べられるセットもあります。
こちらは初めてお伺いした2016年に食べたモーニング。バスケットに入った3種類のカラフルなパン、飲み物はコーヒーの他にグレープフルーツジュース(※種類は選べたと思います)がつくなど、「なんと豪華な!」と感動しました。
アイスコーヒーがブリキのカップに入っていると、なんだか「いい喫茶店に入ったな~」と嬉しくなります。
こちらはスープセット。写真がへたくそですが、コーヒーカップよりも大きなカップで提供されるたっぷりスープがとっても嬉しい。
焼きたてパンと温かいスープ、サイフォンで淹れられた薫り高いコーヒー。体がじんわり目覚めていくのを感じます。
メフィストフェレスさんには他にチキン弁当にハンピラセット(ハンバーグとピラフ)などもあり、モーニング以外でもガッツリご飯を食べたい方にもおすすめ。
オシャレでゆったりとした店内で、上質な時間を過ごせますよ。
メフィストフェレス
住所 | 〒780-0841 高知市帯屋町2丁目5-23 |
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営業時間 | 8:00~21:00(L.O.20:30) |
定休日 | なし |
ホームページ | https://gendaikigyosha.co.jp/locations/mephistopheles/ |
高知城追手門前の追手筋では毎週日曜日、日曜市を開催。2020年10月現在も、感染症対策を行いながら通常開催されているそうです。
300年以上の歴史を持つ街路市(高知ではあちこちで市が開催)の中でも、日曜市は大きく賑やかな市。野菜、旬の物、土佐刃物など300店舗以上が軒を連ねます。
呑兵衛に魅力的な高知では、呑兵衛はついつい夜遅く(朝)まで飲んでしまいがち…?ですが、眠気に負けず朝の空気を吸いながら日曜市やモーニングを楽しむのもとても良いもの。
ホテルの朝食以外に、自分好みのモーニングのお店を見つけてみるのも旅の楽しみかもしれません。
訪問日 2016年他